八百字で自由に書いてくれ、と言われて待ってましたと勇み立った。しかし、書きたいことが山のようにあって、これがうまくまとめられるかという心配で溢れた。

そんなこんなの気持ちを読みやすく。かつ解りやすく表現するために、最終的な形を箇条書きにする事にした。

①若い人から学ぶことが多い

時代の最先端にいるのは若い人達だ。良い感性もそうでないことも若い人達によって生み出される。今でこそベテランと言われる人々も同じ道をたどってきた。残念ながら最近のスピードは速すぎて対応しにくくなっている。その中で「若い人が集まらない」などと嘆きながら、実のところは自分からその中に入っていくのを恐れている。

②目標設定の甘い議論は避ける

最近は原稿書きを面倒がってインターネットの書き込みで間に合わせる傾向が強いようだ。しかもそれで互いの意志疎通が保たれている錯覚に陥る。一方的に書きまくってロクに相手の話を聞かない。じっくりと相手の話を聞けば発展するはずが、逆にお互いの不満を膨らます結果となる。議論に見せつけた押し付けが横

行している。

③全日本的立場でものを見る

大会の開催地など、その土地の特徴に触れてありがたいことがある。野菜や漬物、ぶどう等を提供されて、大会っていいなと思いながらその土地の川柳を味わうことが出来る。来て良かった、こういうこともなくっちゃと思いながら各地の人々の「ここだけの話」に耳を傾ける。これも愉しみだ。友人の中には、自分のエリアだけにとどまらず全国に積極的に出て行かなければ、と言ってくれる人もいる。(いい仲間でしょ)

④ライバルを讃える

自分の句をひけらかして「どうだい」と言わんばかりの心の狭い作家が少なくないのではなかろうか。有能な作家が出てくると潰しにかかろうとする。中には徒党を組んで嫌がらせを仕組む。イベントに出場しにくい環境を設定する。その傾向のままではとても短歌や俳句のような人口維持を続けることは出来ない。川柳界を良くする為にはライバルと共に歩むことが必要だ。お互いに刺激し合い、吸収し合ってこその川柳界と大きく胸を張って言おうではありませんか。