平成二十四年  七月二十一日
た か ね 定 例 句 会
於 アイセル静岡

 

参加者(順不同)曽根田しげる、尾崎好子

市川重雄、中野三根子、林二三子、中田尚

杉山光代、山本智子、松田夕介、勝又恭子

高瀬輝男、稲森ユタカ、望月弘、山田浩則

長澤アキラ、加藤鰹、栃尾奏子、畔柳晴康

薮﨑千恵子、渥美さと子、南天子、井口薫

荒牧やむ茶、永田のぶ男、佐野由利子、中

川司、谷口さとみ、中野三根子、池田茂瑠

岡村廣司、成島静枝、薗田獏沓、中矢長仁

酒井可福、内山敏子、石田竹水、鹿野太郎

西垣博司、鈴木まつ子、川口亘、安田豊子

毛利由美、滝田玲子、八木益代、森田安心

小林ふく子、鈴木千代見、斉尾くにこ、那

司、川口のぶ子、森だがやん、森下居久美

大塚徳子、奥宮恒代、川村洋未、濱山哲也

増田信一、石上俊枝、野中雅生、野中とし

川村美智代、提坂まさえ、萩原まさ子

安藤千鶴子、宮浦勝登志、山本一広

 

▼暑い中皆さんよく来て下さいました。句

会が終ってからのビールが最高でしたね。

 

席 題「オリンピック」渥美さと子 選

開幕の五輪地球を熱くする     茂 瑠

国境を越えて五輪の花が咲く    やむ茶

聖火からナショナリズムに転火する アキラ

四年後を目ざし親子で汗流す    二三子

ロンドンで流した汗を稔らせる   茂 瑠

日本を活気づけてるメダル数    千恵子

暑かった五輪選手に洩れた夏    茂 瑠

日の丸を背負った人生黄金色    好 子

愛国心がうずまいている五輪    輝 男

弱虫が地球を蹴って金メダル    好 子

マスコミはメダルメダルと吠えている 尚

オリンピック前夜祭から参加する  のぶ男

なでしこと一緒にロンドン旅をする 三根子

銀だっていいのに金と大違い    二三子

おらが町選手が出たと大騒ぎ    千恵子

サロンパス入れロンドンに向く鞄  茂 瑠

世界中五輪マークで夜が明ける   重 雄

女子選手美女が多くて目移りし   のぶ男

金銀銅狙う五輪の世界猛者     重 雄

ロンドンへちょっと日の丸見に出かけ 鰹

出場をすれば心は金メダル      尚

手作りで子供が作った金メダル   浩 則

目標は四年八年十二年       好 子

オリンピックロードカーナビでは行けず 夕 介

商魂の五輪相場で金狙う      重 雄

金メダル食べれませんの注意書き  夕 介

人生を大きく変える金と銀     やむ茶

たくさんの苦難乗り越え大舞台   ユタカ

五 客

馬術ならあと二十年チャンスあり  恭 子

ロンドンが夢を集めてはちきれる  智 子

走るたび人間離れするボルト    さとみ

五輪より体重落とす夏とする    茂 瑠

暇はある金さえあれば行く五輪   やむ茶

 人 位

金メダル噛める候補にまで育つ   茂 瑠

地 位

ロンドンの時間で生きる夏休み   恭 子

天 位

皆同じ顔シンクロの七不思議    夕 介

 軸 吟

ほとばしる汗で五輪へ夢を織る   さと子

 

 

宿 題 「信 じ る」  薮﨑千恵子 選

信じます皆大事な人だから     長 仁

少しだけ信じてみよう君のウソ   夕 介

神の手を信じて上がる手術台    恭 子

御祝儀は大安にするという母    益 代

神童のままで育つと信じてた    智 子

無宗教だけど最後は神頼み     やむ茶

信じても飲めぬ男で頼りない    茂 瑠

七夕の願い叶うと信じたい     居久美

この夏も乗り越えられるメダボでも 夕 介

繋がっていると信じる赤い糸    居久美

ダイエットどれも信じてどれもダメ 由 美

流した汗信じて動くボランティア  玲 子

つきあいの長さ約束守ります    輝 男

悔しいが呑んだ言葉は信じよう   しげる

君の夢信じているが保険掛け    洋 未

一人でも信じてくれる人がいる   ユタカ

信じるの言葉ひとつに遊ばれる   のぶ子

まだ残る運を信じた宝くじ     博 司

信じたいから種一粒をとっておく  さと子

明日あることを信じて消す灯    敏 子

七十億せめて三人信じ切る     好 子

信じたい金は天下の回りもの    さとみ

豊穣の秋を信じて精を出す     二三子

いつかいつかと信じてるから夢を買うさと子

データより第六感で生きてみる   信 一

七夕もサンタも信じかわいい子   三根子

指切りをしたって何度も念を押す  三根子

見た事も無い神様を信じてる    輝 男

先見えず幸せ来ると信じたい    光 代

信じるよだから正直答えてよ   だがやん

震災後原発廃止信じてた      智 子

左遷地へきっといつかは陽が巡り   薫

言い訳が下手だ信じてよさそうだ  廣 司

信じてた突っかい棒が軋みだす   敏 子

策略を使わぬ人だ信じよう     まつ子

原石を信じて磨きかけてみる    千代見

五 客

悪口を言わない貴方信じます    静 枝

晩成を信じ多少の夢をみる     二三子

評判の名医信じて手術台      益 代

絶対に無いと信じたゴムの穴     弘

小沢氏に乗った因幡の白うさぎ    鰹

 人 位

CMがあの手この手で信じさせ   まつ子

 地 位

信頼のハードル助走なしで越す   茂 瑠

 天 位

風水に懲りヘンテコな家に住み    鰹

 

 

宿 題 「一  服」 長澤アキラ 選

大仏様も一服してる春の午後    輝 男

梅雨晴れ間紫陽花寺で飲む抹茶   静 枝

常備薬一服だけは持ち歩く     益 代

一服を耐えて変った世界観     さと子

一服の多い困った人ですわ     奏 子

毒舌を一服盛られ刃向えず     廣 司

一服をさぼっていると勘繰られ   博 司

一服のつもりが長い休憩に    だがやん

一服を盛ってやりたい人ばかり   三根子

登山道疲れた頃に見える茶屋    由 美

雑草の勢い休む間もくれぬ     二三子

一服と誘われちゃったラブホテル  由利子

小学生休む間もない塾通い     やむ茶

一休みなんて余裕はありません   やむ茶

職退いてナビも一息ついている    薫

校門の外で教師が煙を吹く     竹 水

微笑みに一服盛っておきました   恭 子

一服の木陰をさがす炎天下     居久美

夕立ちが一服しろと言う夏日    夕 介

ガス室のような街角喫煙所      鰹

五 客

一服を盛られあなたの嫁となる   ふく子

一服の清涼剤になる笑顔      益 代

職人のやる気十時の茶菓子から   可 福

野良仕事さあ折り返す握り飯    奏 子

長旅の踊り場だろう古希傘寿     薫

人 位

一服をしながら次の策を練る    千恵子

 地 位

手術中医師はゆっくり汗を拭く   竹 水

 天 位

一服の油断へ運が通り抜け     由利子

 

 

宿 題 「  長  」表現自由  加藤  鰹 選

妻いわく長所二合で床につく    太 郎

プロポーズ長所短所も全部好き   やむ茶

生涯の友百薬の長といる       薫

百薬の長を肝臓信じない       弘

筆不精どちらも詫びて長電話    しげる

呆れるよ寝そべってする長電話   長 仁

長電話調子に乗って入歯置く    安 心

もう少し君といたくて長話     夕 介

無理するな長い目で見て楽しもう  晴 康

切ったはずだったに臍の緒が長い  くにこ

長すぎてどこで切ろうか腐れ縁   徳 子

長すぎた春にいつしか別れあり    亘

長老と話す戦後にきりがない    豊 子

美しく化ける化粧は長くなる    廣 司

披露宴長ったらしい美辞麗句    まつ子

再審へ命の水が流れない      アキラ

校長が命の重さ知りません      尚

不景気の長いトンネル先見えぬ  だがやん

長男の重さを知らぬ裁判所     哲 也

トンネルが長くて眠くなる魔性   茂 瑠

長すぎる前置きについ身構える   恭 子

能のない議長はいつも多数決    哲 也

長文で来る文面は堅い事      輝 男

長寿国もう百歳に驚かぬ      由利子

長い事待たせて医師のあじけなさ  光 代

長生きをするには空気汚れすぎ   居久美

長過ぎた昼寝夜明けがまだ来ない  益 代

一日が妙な長さのあなた留守    さと子

長風呂のあとは長酒好きにして   恒 代

入ったらなかなか出ないパパトイレ 三根子

あらすじを忘れる長いコマーシャル 博 司

長身の男が選ぶ丸い嫁       安 心

所要時間ちょっと長めに言っておく さとみ

おいしいと聞くが長い列はゴメン  二三子

旦那より長生きをして遊ぶんだ   洋 未

五 客

長老の役乾杯の音頭だけ      可 福

長い目で見守るうちにカビが生え  洋 未

母になり長いと思う夏休み     恭 子

長話友もアイスも気が揉める    光 代

演台へメモ書きが来る「あと五分」 静 枝

人 位

長という役でまたもや身銭切る   輝 男

 地 位

長雨が続く私のダイアリー     夕 介

 天 位

パンの屑長期預金の利子のほど   さとみ

 軸 吟

節電のノウハウ語る長電話      鰹

 

 

宿 題 「自 由 吟」 互 選

⑪上機嫌演歌が皿を洗ってる    由利子

⑦不器用も器用も生きている特技  ふく子

⑦力むより抜いた力で開く扉    信 一

⑥雑草の図太さに負けこぼす汗   玲 子

⑥つかぬ事聞くため時間ひねり出す 洋 未

⑥言いぬけて帰りの道の自己嫌悪  博 司

⑤片方の耳で気紛れ聞いている   千代見

⑤誕生日ポリシー一つずつ捨てる  さと子

⑤卵かけプチ贅沢に烏骨鶏     益 代

⑤こんなにもワイルドだったかしら梅雨 由 美

④憶測があらぬ噂を撒き散らす   千恵子

④一服と言ってそれきり消えた人  天 子

④逆転のドラマを狙うロスタイム  やむ茶

③心臓に一服しろと言いそびれ    弘

③ポケットの小銭に男枯れていく  アキラ

③増税を睨んで備蓄した脂肪    太 郎

③畳む店時代の波を受けすぎて   敏 子

②蛍来いいのちを語る八月忌    のぶ男

②胸底に消えぬ不満が詰まってる  豊 子

②感謝する心が物を美味くする   哲 也

②地下足袋と麦藁帽の後を継ぐ   獏 沓

②節電の借りたトイレの消し忘れ  智 子

②鼻先のニンジン指先のダイヤ    鰹

②盆の風涙と笑い連れて来る    光 代

②歯切れ良い話題に乗って凌ぎよい しげる

②消費税とかくこの世は住みづらい 徳 子

②しとしとと心も濡らす長い雨   よし子

②一点の汚れもなくて青い空    義 子

②どうなんだスッポン食べた効き具合長 仁

②ビックリに耳慣れていくのが怖い 二三子

②ライバルに負けるえくぼの深さでも茂 瑠

②天国も地獄も付いた土地を買う  可 福

②居酒屋がだんだん俺を遠ざける  安 心

②節電の腹を抑えて蝉も鳴く    重 雄

②天国で続編を見るちい散歩    静 枝