私は時々「たかねへの投句はなんで?」と問いかけられます。そうですね、鳥取県の方、前月号推薦句の選者さんは何人かがしておられますが、投句をしているのは私だけですから不思議かもわかりません。

二年半くらい前でしょうか

半額になるまで君のこと待つよ  加藤 鰹

ある本でこの句に出会い、強く心に残り、もっと鰹さんの句を読んでみたいと思っていたら、川柳マガジンの「いち押し川柳結社」のページに川柳たかねを見つけたのです。

そこに「ご希望の方には無料で見本誌をさしあげます」と書いてあったので迷わず申し込みをしました。

送られてきた柳誌には、憧れをもって見上げさせていた方々のお名前が沢山銀河のように輝いていて不安もありましたが、お仲間になりたくて誌友にさせて戴いたのです。

誌友になりたての頃、鳥取で全日本川柳大会が開かれました。その前夜祭の二次回に来てみないかとお誘い頂いたのですが、人見知りの私は尻込みしていました。でも勇気をだして二次会のドアを開けると、偶然にたかねの皆様とお会いすることができ、短い時間でしたが夢の中の出来事のような忘れられない思い出となっています。

その後、仙台、徳島の全国大会でも偶然にお会いすることができ大変嬉しく思いました。

川柳が取り持つ人との出会い繋がりが私の財産。ぽてちぽてちと川柳の小路を歩いていれば、また何処かで偶然にお会いできるかもわかりません。もし、見かけられたら是非声をかけてください、私もキョロキョロと捜しています。

最後に、川柳マガジンの「全国川柳結社対抗川柳大会」の全国五位!すばらしい成績おめでとうございます。誌友の一人として心より嬉しく誇らしく思います。

 

2012年10月号