五月八~十日、弘さん、鰹さん、やむ茶、夕介君、真理にゃんこと一緒に、途中何度も点呼をとりながら東北新幹線で青森へ行ってきた。見て触れて食べて感じた青森の素晴らしさを、出来る限り報告したい。

まず驚いたのがみちのく青森が東京化することなく大都市青森となって元気なこと!そして、ありったけのおもてなしを受けたこと。これは大会当日の運営はもちろん、立ち寄った場所すべてで感じた。二泊三日の初日は八甲田山ロープウェイで新緑の中の残雪に驚き、名湯酸ケ湯温泉では混浴を初体験した。美肌の湯はやさしい緑の濁り湯で、なぜか私のトランクにまぎれ込んでいたビキニは出番がなく残念がっていた。

二日目は三内丸山遺跡に向かう。拡大なスケールに圧倒されつつ入口に立つとなんと入場料がタダ!しかも振り向けば縄文コスプレセットが!これを見逃す一行ではない。さっそく写真を撮って大はしゃぎ。トンネルを抜け出れば見渡す限りの大草原。風を感じて歩いたり、草の家に潜り込んで想像力で縄文人たちと対話した。

そして三日目もみごとな晴れ。早朝清々しい空気の中、ホテルから三歩、いや十分ほどの近くにある魚市場まで散歩。目的は名物“のっけ丼”。百円券が十枚ついた買い物券を買い、まず白飯を受け取って市場をまわり、次々とホタテやらウニなどを券と交換して“のっけ”てもらう。好きなものだけでご飯を埋めつくした“のっけ丼”を青森の空気ごと食べた朝食のおいしいこと!戻ってビジネスホテル名物のホタテカレーやホタテの七輪焼も食べたかったが私は断念。

居酒屋でも次から次へとおいしいものが出るし、大会の昼食弁当には青森の人の郷土愛の迫力に胸と胃袋をわしづかみにされてしまった。まだ寄りたい場所や食べたい物を山ほど残して帰路についたので、今度青森に行く時は時間と別腹をたっぷり用意しようと強く思った。

こうして私はのんきに楽しんだけれど、役員をしながら手作りの『凍り煮りんご』付きで車を貸して下さった北山まみどりさん、休業日の店を貸し切りにして手配して下さった菊池京さんをはじめ青森のみなさん、ありがとうございました。全国の皆さんにも会えて本当に楽しい青森だった。

 

最後になりましたが、なぜ青森へ行ったかは、もう一度タイトルをご覧下さい。

 

 

2013年8月号