平成二十五年 六月二十九日
富山全国大会打上げ句会
於 富山市 竹取御殿

 

 

参加者(偉い人もいますが順不同)

石橋 芳山(島根) 牧野 芳光(鳥取)

江畑 哲男(千葉) 新家 完司(鳥取)

てじま晩秋(埼玉) 斉尾くにこ(鳥取)

熊谷 岳朗(岩手) 早泉 早人(大阪)

高瀬 霜石(青森) 伊藤 豊志(岩手)

竹村紀の字(鳥取) 長谷川博子(島根)

望月  弘(静岡) 長澤アキラ(静岡)

中前 棋人(静岡) 水品 団石(静岡)

西 恵美子(宮城) 北 れい子(宮城)

濱山 哲也(青森) 松田 夕介(静岡)

勝又 恭子(静岡) 真理 猫子(愛知)

荒牧やむ茶(栃木) 米山明日歌(静岡)

北山まみどり(青森)佐野由利子(静岡)

藤井 寿代(島根) 小林 正美(富山)

中島 敦子(富山) 孝井  栞(富山)

しろ 章子(宮城) 杜  青春(台湾)

 

 

席 題 「詩(ポエム)」 望月  弘 選

モテすぎの俺に広がるピンクの詩  芳 山

体内に流れ続ける愛の詩      恭 子

長生きの本をいっぱい読んでいる  紀の字

クモの網ポエムのように張っている 芳 光

弁当の引き替え券にあるポエム   博 子

柳人は好きだが詩人嫌いです    霜 石

わたくしを丸丸逃がす一ページ   明日歌

アラ還のポエムの森は姦しい    寿 代

黄昏に触れた指からしゃべり出す  明日歌

詩を書いて正直になる日記帳    敦 子

ありんこの頭上で熟れてゆくポエム 博 子

ケータイの中に私の詩がある     栞

居酒屋のノレンがうなる一行詩   早 人

大空に貰う翼で詩の中       アキラ

私は詩人賢治の夢の中       アキラ

枯れ葉踏むたびに詩人の顔になる  棋 人

風船になるのを待っている詩人   棋 人

しあわせになろうよリンゴ黒くても 猫 子

出会いから筋書きのない散文詩   芳 光

ほろ苦いポエムひとりの屋台酒   完 司

ため息も嘆きも愚痴もみなポエム  くにこ

なさけない僕を一行詩に残す    完 司

七色の風船が舞うウエディング   由利子

藤村の詩に疼いてた孤独な日    敦 子

ゲーテ読む羽衣ひとつ出来上がる まみどり

ピアノですあなたを包む為だけの まみどり

スキスキスキ檸檬風味のラブレター 夕 介

恋をして僕はシェークスピアになる 夕 介

長生きか酒か迷い乍ら飲む     紀の字

ラベンダーの香りポエムへ誘い込む やむ茶

思春期に戻ろう美しきポエム    哲 男

 十 秀

白蓮の詩は不倫の匂いする     早 人

富山湾光のポエムほたるいか    正 美

ほろ酔えば人間らしくなってくる  紀の字

いい女そして完璧なるポエム    豊 志

無重力ポエムで僕を泳がせる    夕 介

クレヨンがポキポキ折れた日の話  明日歌

ジュンブライド銀河鉄道発車する  由利子

詩人ですナルシストです詐欺師です 霜 石

詩を書いて飯は食えぬと叱られる  岳 朗

国会の詩は国民不在です      団 石

 特 選 3

恋をする筆がポエムを書きたがる   栞

 特 選 2

戦場の夕陽平和を待っている    章 子

 特 選 1

愛の詩いっぱい詰めたシャレコーベ 芳 山

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