「がらい当っちゃったけえが、はだってやったってゆうもんでやっきりしちゃった」

「おうどがじゅるかったけえが、天気がええでくろからひてきた」

たかねではもうお馴染みの静岡弁ですが、静岡といっても西と東では大違い。浜松生まれの私には、正直理解できない静岡弁も沢山あります。

始めに紹介したのは掛川弁。二十二年前、掛川に嫁いだ時には全くわからなかった掛川弁も、使うことは無くても理解はできるようになりました。

ちなみに一番目の意味は「たまたま当ってしまったのに、わざとやったって言うので腹が立った」

二番目は「庭がぬかるんでいたけれど、天気が良くなって乾いた」という意味です。

嫁いですぐに姑と畑に行った時「さんだして」と言われ、全く意味がわからず、しばらくポカンとしていたことがあります。「さんだす」は「さし出す」のことでした。

方言っておもしろいですよね、話している本人には訛っている意識が無いんです。

学生時代、寮の友人に「静岡って訛りあるね」と言われ標準語で話していると思っていた私はびっくりしました。

もっとびっくりしたのは、山形の方に「オメさん訛っでで、何喋ってんだがわがんね」と言われた事です。

でも、方言はどこか温かく、親しみがあって、心地良いものですよね。

 

方言とは少し離れますが、掛川には『榛村』『榛葉』という名字があります。これはそれぞれ『シンムラ』『シンバ』と読みます。『榛』は『榛原(ハイバラ)』のように『ハイ』と読む事が多いので、掛川では珍しくない『榛村』と『榛葉』も他所から見れば珍しい様です。

珍しい名字といえば、娘の職場に『メトルマ』さんという方がいらっしゃるそうです。どちらの方かと思ったら沖縄の方でした。沖縄というと『グシケン』さんとか『トカシキ』さんとか、珍しい名字の方がいらっしゃいますが、その土地ならでは名字っていろいろあるものだと思いました。

掛川は、平成の大合併で大須賀町、大東町と合併し、海も山もある人口十二万の市です。至る所に茶畑が広がるのどかな掛川、JRも東名も通っていますので、是非一度お越し下さい。

おすすめはJR掛川駅からすぐの“掛川城”木造で復元されたお城で、天守閣からは掛川の街が一望できます。東名掛川インターから近いのは“掛川・花鳥園”ベゴニアや沢山の鳥が出迎えてくれます。その他、旧大東町方面には高天神城跡、旧大須賀町には横須賀城跡。横須賀は街並を散策するのも楽しいですし、サンサンファームではフルーツ狩りが楽しめます。

田舎だけえが一度遊びに来てくりょう。