昨年秋、第五十九回東北川柳大会が仙台市で開催されました。東北六県のみならず、他県からも多数の参加者があり、盛会に終わりました。わたしも川柳を始めてはや十七年。熱しやすく冷めやすい性格なのに、こんなにも長く続けているのが不思議です。

一般に川柳というと笑いがあるサラリーマン川柳が有名ですが、笑いだけではありません。五七五に人生の喜怒哀楽を表すことに、魅せられています。

なにもかも捨ててふんわり生きてます

宮城県内にはたくさんの川柳句会があり、毎月一回たくさんの人が楽しんでいます。同じ趣味の仲間っていいものです。インターネットでも句会をやっていて、全国の人たちとも交流をして楽しんでいます。

昨年六月には鳥取県で全国川柳大会が開催されて、行ってきました。川柳を通じての人との出会い、触れ合いは、わたしにとってかけがえのないものです。

五七五に気持ちを詠んで、ストレスを解消することもできます。

変身をします真っ赤なドレス着て

今年六月十二日、全国川柳大会は仙台市で開催されます。宮城県では一九九〇年の松島大会以来、二十一年ぶりの開催となります。どんなドラマが待っていることでしょうか?今からわたしはわくわくしています。たかねの皆さん揃ってお越しくださいね。

近 詠

美人ではないが陽気な君が好き

打ち明けてゆっくりトゲが抜けてゆく

うきうきと蝶々のような気分です

生きる為秘密を今も抱いたまま

潮満ちて母となる日を待っている

足し算で生きてきたから今がある