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霜石コンフィデンシャル45  高瀬 霜石 

  「新・ドレミの歌(放送禁止バージョン)」
 前号で、加山雄三の「君といつまでも」の替え歌の
ことを書いた。書きながら、だいぶ前だが週刊誌に載っ
た小さな記事を思い出した。ある所のある小学校での
こと。休んだ先生の代わりに教頭先生が教室にやって
きて、子供たちにこんな替え歌を教えたのだそうだ。
 ドは ドクロのド
 レは 霊柩車のレ
 ミは ミイラのミ
 ファは 墓場(ふぁかば)のファ
 ソは 葬式のソ
 ラは ドラキュラのラ
 シは 死人(しびと)のシ
 さあ 死にましょう
 子供が面白がって、家に帰ってからも歌った。それ
を聞いた親が、学校にこんな歌を教えるとは何事かと
怒り、教育委員会に訴えに及んだのだそうだ。
 給食の前にウチの子が「いただきます」となぜ言わ
なければならないのか。こっちはちゃんと給食費を払
っているのに、などと平気で主張する親がいると聞い
たが、僕の目からはどちらもバカ親としか思えない。

 この替え歌が教育上よろしくないのなら、「ゲゲゲの
鬼太郎」に市民権はない。実は、この歌詞はうろ覚え。
ソ、ラ、シは、こんな感じだったかなという程度。こ
の替え歌に惚れた(?)のは、「ファ」だ。僕ならば、
ド、レ、ミときて、ファで悩み、きっと挫折してしま
う。それを、かの教頭先生は「ふぁかば」と書いたの
だ。凄い。脱帽である。
 せっかくの機会だから、悪い見本を作ってみた。こ
れくらい下品ならば、親が教育委員会に駆け込んだと
しても、納得がいくというものである。
 ドは ドッキリのド
 レは レースクイーンのレ
 ミは ミニスカートのミ
 ファは ファッションモデルのファ
 ソは 早熟のソ
 ラは ランジェリーのラ
 シは 下着のシ
 さあ 撮りましょう
 親バカは昔から存在するが、バカ親は新種。そして
どんどん増殖しているらしい。困ったものである。

霜石コンフィデンシャル | Link |
(2006/11/26(Sat) 08:38:05)

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