静岡川柳たかね 巻頭沈思考バックナンバー
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今年もよろしくお願い致します 加藤 鰹

平成二十一年の幕が開きました。皆さん、のんびりとした、いいお正月を過ごしていらっしゃいますか?
 考えてみれば当たり前の事なのですが、元号が昭和から平成に変わって、もう丸二十年も経つんですよね。本当に光陰矢の如し。早いものですね〜。
 昭和の最後の年、六十三年の年末、当時二十三才だった僕は、茨城県土浦市の本田材木店(現在のジョイフル本田)で初売りの準備をしていました。テレビやラジオでは刻一刻と昭和天皇の病状、血圧や脈拍を伝えていたのを覚えています。
 そこで僕は第一子、長女の誕生を知らされました。年が明け、初売りが終った直後に昭和天皇が崩御。あの時はどこもかしこも真っ暗闇でした。東京の夜があれほど暗かったのは後にも先にも記憶がありません。
 あの時生まれた長女も今年めでたく成人式ですから、やっぱり昨日のように覚えている記憶も二十年という月日が経っているんだなぁ・・・。
 僕は昭和三十九年生まれ、同級生には昭和四十年生まれがいて「三十年代生まれと四十年代生まれ」みたいな段差がありましたが、長女の同級生には“平成生まれ”がいるのです。そのうち「え〜〜アンタ昭和?」なんて言われちゃったりして(笑)
 さて、本年はいよいよ国民文化祭が我が静岡県にて開催されますが、その予行練習となるプレ国民文化祭川柳大会(兼、静岡県川柳大会)が、去る十一月三十日、長泉町で開催されました。
 僕は当日の大会には仕事の都合で参加出来なかったのですが、前日、奈良県や山梨県から泊まりで参加してくれた人たちと一緒にレストラン「kiya」(山本野次馬さんのお店)でランチ。その後、柿田川湧水公園や三島大社を観光し、夜には三島駅近くの居酒屋で大いに盛り上がりました。川柳の仲間って本当にいいなあと、こういう時にしみじみ感じますね。 
 プレ大会当日の入選句など内容に関しては、まだ届いていないのでよく解りませんが、参加人数が百八十名と聞いてちょっと淋しいなと思いました。
 遠方の川柳大会に参加する条件は幾つかありますが @義理 A会いたい人がいる B選者の魅力 この3つが動員を大きく動かします。今回のプレ大会が、例年の県大会(合点制)のやり方と大きく違うという点を各吟社代表などに説明不足だったのも一因だったのではないでしょうか。
 さあ、泣いても笑っても今年が国民文化祭しずおか本番大会です。県内柳人一致団結のもとで大成功させましょう。ご協力よろしくお願い致します。

[44] (2009/01/29(Wed) 13:27:01)



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