静岡川柳たかね 巻頭沈思考バックナンバー
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感動 静岡市 小野 修市

 涙を流してしまう程の感動する物語りとか、人との出逢いが時々ある。世界的に有名なオペラ歌手の「チェチョル」さんという方のお話を、テレビの番組で偶然、拝見させて頂く事が出来たのですが、彼はオペラ歌手であるのに、命の声を失わなければならない甲状腺の「ガン」になってしまったのだ。手術をしても、声が戻らないのなら、オペラを歌う事も、もうかなわないのだ。
 だがそんな時、彼を救う希望の光が伝えられた。手術をすれば、声も出せる様になるというウソのような話だった。しかも皆さん、その先生は、日本の方だったのです。日本も素晴らしい国でありますね。そして、手術が行なわれ、少しづつ声を出す発声練習が始りましたが、やはり、前の様な伸びやかな透き通るような観衆を魅了する程の声は出ませんでした。会話が出来る様になっただけでも素晴らしい事と、廻りの人は慰めてくれます。然し、彼の歌を聴いていた大勢のファンの人達に、もう一度、彼の歌を聴きたいと熱望され、努力を重ね、ある日、声が滑らかに出るようになり、彼自身もビックリしたのですが、彼の努力結果が奇跡を呼んだのでしょう。彼の努力の結果が、奇跡を呼んだのでしょう。私のつたない文章では、とてもこの感動した心を伝えられませんが、私は泣けて泣けてそばにいた妻と娘に笑われる程でしたが・・・。
 自分には、とても出来ぬ事と思うので余計に感動してしまいした。頑張って川柳で皆様に成程と思われる句が、ひとつでも出来れば幸せです。
[50] (2009/09/29(Mon) 14:01:57)



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