「 ト ウ フ 記 念 日 」 一般的に、ビール党「つまみ三種の神器」はというと、枝豆、冷やしトマト、冷や奴がそれだろう。異論のある方多いでしょうが、話を続けます。失礼。 今回のテーマは豆腐。絹ごしと木綿があるが、好みはそれぞれだ。一応、オラは木綿派だが、だからといってそれほどのこだわりはない。 強いてこだわるとすれば、生姜だ。例えば、とある居酒屋で、冷や奴がでたとしましょうよ。 「これは、なかなか手に入らない、ホニャララのまぼろしの豆腐でございます」などとうやうやしく持って来るのはいいが、その名高い豆腐に添えてあるのが、チューブの生姜だったりするとガックリくる。 誤解のないようにあえて書くと、チューブがみんな駄目というわけではない。ワサビ、カラシもいろいろ面倒だから、それはチューブで我慢しましょ。でもね、生姜ぐらいチョチョットおろせるでしょ。オラだって同居人がいないとき、男ひとりだって生姜ぐらいはスリスリしまっせ。 豆腐は、ごくフツーのでOK。ただし、チューブからニョロニョロ生姜はご勘弁願いたいということ。
冷や奴あればよろしい父のため 葱をたっぷり刻んで待とう 俵万智の歌である。これを読んだ時、豆腐党のオラはえらく感動したものだった。オラに息子は一人いるが、娘はいない。こんな娘が側にいてくれたら、毎日がどんなに楽しいだろうと思った。 息子との会話なんて、だいたいがア・イ・ウ・エ・オで足りるのだから、実につまらない。 たまに電話がきたりする。オラが出る。 「おー息子よ。久しぶりだな。元気でらか?」「アー」 「桃子(嫁の名)も元気か? 喧嘩してネが」「イー」 「ところで、お母さんいる?」だもの。〈笑〉 久しぶりに帰省した時にしたって、 「お前もビール飲むが?」「ウー」てな具合だ。 この歌は、夏バージョンである。豆腐党の一員としても、雪国在住者としても、この歌の冬バージョンがぜひ欲しいと思っていたので、自分で作ってみた。 湯豆腐があればよろしい父のため 土鍋に昆布を寝かせて待とう 我ながらいい出来だと思っている。
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[17] (2007/07/21(Sat) 09:57:12) |
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