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| たかね2009年2月推薦句 |
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川 柳 路 吟 社 神奈川県 瀧 正治 選 賽銭は増えずお願い事は増え 谷口さとみ どこで出てどこで終るか今の歌 増田 久子 球根に聴かせるピアノコンチェルト 新貝里々子 平穏日です包丁研ぐことに 井口 薫 背伸びした位置で心のかくれんぼ 柳沢平四朗 ひ と こ と ◇色々な傾向の作品が仲良く並んでいる「たかね」を羨ましく思いました。 楽しく選をさせて頂きました。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2009/02/27(Thu) 10:39:16) |
| たかね2009年1月推薦句 |
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産経新聞〈テーマ川柳〉選者、神奈川大学教授。文学博士。 実験的俳句集団「鬼」の会代表。『俳句と川柳』著者。 神奈川県 復本 一郎 選 背景は平和ではない平和賞 松橋 帆波 還暦の疲れ溜まるが金はない 小野 修市 気持ちいいことは気の合う人とする 谷口さとみ 半額になるまで君のこと待つよ 加藤 鰹 つるべ落しへ甘い妥協を強いられる 柳沢平四朗 ひ と こ と ◇川柳は、やはり「穿(うが)ち」の鋭さだと思います。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2009/01/27(Mon) 10:37:36) |
| たかね2008年12月推薦句 |
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時事川柳作家協会 神奈川県 渡辺 貞勇 選 靴紐を結ぶと用を思い出す 谷口さとみ やさしさも時には風邪をひくらしい 真理 猫子 連休が商店街を過疎にする 松橋 帆波 日当たりの良いほうへいく猫の髭 戸田美佐緒 ダイヤルのゆっくりがいい黒電話 増田 久子 ひ と こ と ◇川柳は、人間と人間が生きる社会を見つめます。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/12/27(Fri) 10:36:08) |
| たかね2008年11月推薦句 |
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川柳葦群発行人、編集長 福岡県 梅崎 流青 選 葛根湯やさしく嘘を吐いている 濱山 哲也 劣化した骨に伺いたてながら 井口 薫 墓参りだけで実家にもう寄らぬ 鹿野 太郎 古日記今も聞こえる遠花火 真田 義子 断崖の渕を歩いているカルテ 安田 豊子 ひ と こ と ◇自分を自分のことばで表現しよう。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/11/27(Wed) 10:35:10) |
| たかね2008年10月推薦句 |
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川柳展望社 青森県 笹田 かなえ 選 玄関の前に消えない水溜り 鹿野 太郎 雨の日は間違い電話さえ来ない 芹沢穂々美 リセットのボタンの慣れてない昭和 谷口さとみ 生ビール進行形の恋がある 望月 弘 幸せがたじろぐ通り雨が降る 加藤 鰹 ひ と こ と ◇「半歩だけ前」をいつも思っています。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/10/07(Mon) 15:02:16) |
| たかね2008年9月推薦句 |
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日本川柳ペンクラブ 埼玉県 須田 尚美 選 恥かいてかいて林檎が熟れてくる 戸田美佐緒 でんと赤い夕陽の向こう見たくなる 竹内 さき 薄墨の心に白い月が出る 石井 昇 その先は崖でしかない泣きぼくろ 西垣 博司 気がつくと空っぽの舟漕いでいた 多田 幹江 ひ と こ と ◇報告や説明だけでなく、胸を熱くしてくれる作品と会いたいと、いつも念じています。 そんな川柳と対峙することができました。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/09/27(Fri) 10:23:33) |
| たかね2008年8月推薦句 |
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下 野 川 柳 会 栃木県 川俣 秀夫 選 帰省する洗濯物も連れてくる 鈴木千代見 それはそれオリンピックは楽しみだ 成島 静枝 超後期霞食っても生きてやる 寺脇 龍狂 臨月へ妻のまあるい小宇宙 栃尾 奏子 目覚ましが鳴ると眠気が倍になり 馬渕よし子 ひ と こ と ◇たかね七月号自由吟を拝見。五七五定型句が揃っているのが嬉しい限り・・・。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/08/27(Tue) 10:25:27) |
| たかね2008年7月推薦句 |
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川柳グループ草原 京都府 竹内ゆみこ 選 人間が大きく見えた青りんご 大塚 徳子 花の雨少しほとぼりさめるまで 鈴木まつ子 一途さを愛してやまぬのは飛天 栃尾 奏子 日本中火気厳禁の夜が更ける 西垣 博司 ビー玉を転がしている密告者 石田 竹水 ひ と こ と ◇繰り返し読みながら、それぞれの句に込められた思いを感じさせて頂きました。素敵な句に出会わせて頂きありがとうございました。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/07/27(Sat) 10:18:45) |
| たかね2008年6月推薦句 |
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川 柳 研 究 社 東京都 安藤 紀楽 選 独りです開脚立ちをして耐える 井口 薫 場違いなムードつま先から凍る 栃尾 奏子 ロケットも神に祈って打ち上げる 柏屋叶志秋 幸運な朝だ卵に黄身二つ 増田 久子 五分だけ昼寝また生きかえるから 川村 洋未 ひ と こ と ◇川柳は「くらしのうた（生活の詩）」と思いながらも、出来るのはひねくれた時事吟ばかり むずかしいですね。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/06/25(Tue) 22:18:37) |
| たかね2008年5月推薦句 |
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川柳文学コロキュウム 大阪府 嶋澤喜八郎 選 各論も総論も無いトコロテン 戸田美佐緒 鍋ぶたに笑い転げた顔がある 山本野次馬 頬杖の中の私の海荒れる 池田 茂瑠 舌の根が乾かぬように嘘を言う 望月 弘 明日逢える鼓動三三七拍子 加藤 鰹 ひ と こ と ◇一寸立ちどまると「川柳って何だろう」と考え込み、自己嫌悪に陥るこのごろ。 にこにこしている人が羨ましい。だめですねぇ・・・。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/05/25(Sat) 22:18:37) |
| たかね2008年4月推薦句 |
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現代川柳μ(ミュー) 愛知県 中山 恵子 選 似合わない朱がこんなに好きになり 馬渕よし子 ジャガイモと思えば気持ち楽になる 大塚 徳子 あれ以来がらんがらんの冷凍庫 毛利 由美 時間だけ過ぎて平和な角砂糖 加茂 和枝 捨てたのにやっぱり海に来てしまう 石井 昇 ひ と こ と ◇旅と友と川柳と、そこに吹く風が音楽を奏でる。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/04/25(Thu) 22:18:37) |
| たかね2008年3月推薦句 |
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川柳宮城野社 宮城県 若山 大介 選 週刊誌俺の病気が載っている 金田政次郎 冬が来て満杯になるコンセント 内山 敏子 アニータの胸と態度は変らない 濱山 哲也 風袋を引けばふわりと浮く命 石井 昇 新しい年へ軸足かえてみる 井口 薫 ひ と こ と ◇文芸として川柳は創作がいのち、その志を失わずに作句して行きたいと思う。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/03/25(Mon) 22:18:37) |
| たかね2008年2月推薦句 |
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いわき番傘川柳会 福島県 真弓 明子 選 人を読むお世辞の中の照返し 柳沢平四朗 ひとり酒この平凡は捨てられぬ 高瀬 輝男 ネジをまくでも私は私で 中田 尚 懐のせいだと風邪をひいている 薮﨑千恵子 肉マンを半分こして冬銀河 加藤 鰹 ひ と こ と ◇粛々と人生を想う佳句に遭い、人間のいとなみとは可愛いもんだと思いました。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/02/25(Sun) 22:18:37) |
| たかね2008年1月推薦句 |
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バックストローク 兵 庫 樋口由紀子 選 苦しくて息ができないのでしゃべる 真理 猫子 何もない一日でしたポップコーン 真田 義子 自画像は強く優しい顔にする 畔柳 晴康 もう一つ確かなものに農作業 大塚 徳子 今日の事忘れろという夕陽かな 高瀬 輝男 ひ と こ と ◇ゆがみもねじれもない作品を拝見して、川柳人はいいひとが多いと安心しました。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2008/01/25(Thu) 22:18:37) |
| たかね2007年11月推薦句 |
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せんりゅうくらぶ翔 三 重 宮村 典子 選 ナプキンで内緒話の口も拭き 成島 静枝 歯は大事いくらお腹が黒くても 中田 尚 本当に切れていたわ賞味期限 毛利 由美 ビニールの弱点だけが目立つ傘 加茂 和枝 飽きちゃったダメと言わないやさしさに 谷口さとみ ひ と こ と どの句からも軽い穿ちが匂っていい気持ち。 |
| 前月号推薦句 | Link | (2007/11/25(Sat) 22:18:37) |
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