霜石コンフィデンシャル140

霜石コンフィデンシャル140   高 瀬 霜 石   「カツオのタタキ」 ―1皿目―   「霜石さん。この度、若輩者の私が、皆さんにヨイショされ、由緒ある『たかね川柳会』の代表に就くことになったのです […]

霜石コンフィデンシャル139

霜石コンフィデンシャル139   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」 ―七枚目・ちょっといっぷく―   郷土弘前の直木賞作家、長部日出雄さん。氏は小説家だが、映画評論家でもある。氏の一番好きな女 […]

霜石コンフィデンシャル138

霜石コンフィデンシャル138   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」―六枚目―   蕎麦好きが蕎麦屋の暖簾をくぐる。頼むのは大抵「もり」である。店によって呼び方は様々だ。 四角や丸い蒸籠に持って […]

霜石コンフィデンシャル137

霜石コンフィデンシャル137   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」―五枚目―   生まれて初めてそばがきなるものを食って、値段の高いのに驚いて恥をかいた話を、前号に書いた。 そばがき【蕎麦掻き […]

霜石コンフィデンシャル136

霜石コンフィデンシャル136   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」―四枚目―   作家の菊池寛(本名はヒロシ)は、寡黙の人であった。名前をもじって「くちきかん」とも呼ばれた。 香川県高松生まれ […]

霜石コンフィデンシャル135

霜石コンフィデンシャル135   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」―三枚目―   「高砂」で偶然出会った蕎麦好きのオヤジに、なんとナンパ?されたところで、前回終わった。 「旅人には親切にしてあ […]

霜石コンフィデンシャル134

霜石コンフィデンシャル134   高 瀬 霜 石   「無芸(蕎麦)大食」 ―二枚目―   蕎麦に目がなくて、蕎麦屋の暖簾をくぐると、つい冷っこい蕎麦と熱っつい蕎麦の両方を注文してしまう癖があるのだと […]

霜石コンフィデンシャル133

「無芸(蕎麦)大食」   1年ほど前に「鍋焼きうどんを3倍楽しむ方法」というのを書いた。面白かったと言ってくれた人もごく少数いたが、あまりにセコイと呆れられた。 今回は名誉挽回。普段はなかなかできない贅沢な蕎麦 […]

霜石コンフィデンシャル132

霜石コンフィデンシャル132   高 瀬 霜 石   「ポールがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!2」   ポール・マッカートニー作で、1番好きな曲は? と、アンケートをとったらば、まず間違いなく1位は「 […]

霜石コンフィデンシャル131

霜石コンフィデンシャル131   高 瀬 霜 石   「ポールがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」   行って来ましたよ。夢のポール・マッカートニー公演へ。息子と二人で。 ワーイ♪ 東京まで足を運んだ弘 […]

霜石コンフィデンシャル130

霜石コンフィデンシャル130   髙 瀬 霜 石   「 優 し い 悪 魔 」 1960年代に活躍したポップス・グループ「フランキー・ヴァリ&フォーシーズンズ」のコンサートに、わざわざ東京まで行ったのにフラれ […]

霜石コンフィデンシャル129 

霜石コンフィデンシャル129   高 瀬 霜 石   「 振 ら れ た 気 持 ち」 前号で、ビートルズの「六十四歳になったら」の歌詞通りに、僕もとうとう六十四歳になったと報告した。 オリンピックが東京に決ま […]

霜石コンフィデンシャル128

霜石コンフィデンシャル128   高 瀬 霜 石   「 六 十 四 歳 に な っ た ら 」 9月の末に六十四歳になった。 誕生日のプレゼントの催促ではない。読者には、だからどうしただが、僕には、そして多く […]

霜石コンフィデンシャル127

霜石コンフィデンシャル127   高 瀬 霜 石   「いいんだが?マイネんだが?4」   全国から600人もの川柳人が集う「全日本川柳大会」が、せっかく青森市で開催されるのに、迎える側の青森市の対応 […]

霜石コンフィデンシャル126

霜石コンフィデンシャル126   高 瀬 霜 石   「いいんだが?マイネんだが?3」   600人以上も集まる「第37回全日本川柳青森大会」が青森市で開催されるのに、官のイジワルに邪魔され続けたこと […]

霜石コンフィデンシャル125

霜石コンフィデンシャル125   高 瀬 霜 石   「いいんだが?マイネんだが?2」   全国から600人以上もの川柳人が、青森市で開催される「全日本川柳大会」に集うというのに、青森市の―まるで意地 […]

霜石コンフィデンシャル124

霜石コンフィデンシャル124   高 瀬 霜 石   「いいんだが?マイネんだが?」 全国に川柳グループは約1200社ほど。そのほとんどが加盟している社団法人・全日本川柳協会なる全国組織があり、年に一度、各県の […]

霜石コンフィデンシャル123

霜石コンフィデンシャル123   高 瀬 霜 石   「 リ ン ゴ の 歌 」 ジョン・レノン(1940~1980)が、かつて「ヨーコが知っていた唯一の名前はリンゴだった。日本語で『林檎』を意味しているからね […]

霜石コンフィデンシャル122

霜石コンフィデンシャル122   高 瀬 霜 石   「拝復、タカセのおじちゃん」 タカセのおじちゃん、お手紙ありがとう。 雀の―私のことをみんなそう呼ぶけど、私自身は人間だと思っている―じゅんです。今日は、私 […]

霜石コンフィデンシャル121

霜石コンフィデンシャル121   高 瀬 霜 石   「拝啓、さいとう・じゅん様」 人様の前で、川柳の話をする時に、よくこの句を紹介する。 今日は何食べた日暮れの寒雀   尾上 松井一寸 回りは一面真っ白、どこ […]

霜石コンフィデンシャル120

霜石コンフィデンシャル120   高 瀬 霜 石   「フィルムよ、さらば」 映画は総合芸術といわれる。 思えば、十九世紀までの芸術は個人プレイであった。 作家は原稿用紙の枡目をコツコツ埋め、音楽家は五線譜にオ […]

霜石コンフィデンシャル119

霜石コンフィデンシャル119   高瀬 霜石 「メン・イン・ニッカツ」 ビーチ・ボーイズ、ビートルズ、ローリング・ストーンズが、共に結成50周年だった2012年。 実は―というほどのことでもないが―日本映画誕生100年の […]

霜石コンフィデンシャル117 

霜石コンフィデンシャル117   髙瀬 霜石   「ダ ム は 無 駄 ?」 「ダムは無駄」 「談志が死んだ」 回文―和歌・連歌・俳諧などで、上から読んでも下から読んでも同音のもの―と広辞苑にある。となると、こ […]

霜石コンフィデンシャル116

霜石コンフィデンシャル116   高 瀬 霜 石 「 岩(ロック)の上にも50年 」 前号で「ビーチ・ボーイズ50周年公演」のために、QVCマリンフィールド(千葉ロッテマリーンズ球場)へ出かけたことを報告した。 スタジア […]

霜石コンフィデンシャル115

霜石コンフィデンシャル115   高 瀬 霜 石   「 オラ、東京さ行っただ 」   ロンドン・オリンピックは、ポール・マッカートニーで始まり、ジョン・レノンの映像で幕を閉じた。 ビートルズ旋風が吹 […]

霜石コンフィデンシャル114

霜石コンフィデンシャル114   高 瀬 霜 石   「 続 続 続 ワ ー プ ロ 難 民 」 ― 救 整 手 の 巻 ― 義弟に頼んで再生ワープロを探して貰ったが、ワープロが壊れて困っていたオヤジをも助けて […]

霜石コンフィデンシャル113

霜石コンフィデンシャル113   高 瀬 霜 石 「 続 続 ワ ー プ ロ 難 民 」 ― 浦 島 太 郎 の 巻 ― テレビでもいっぱい宣伝して、全国展開している「○○電器」のような店の店員が、僕の知りたい単純なコト […]

霜石コンフィデンシャル112

霜石コンフィデンシャル112   高 瀬 霜 石 「 続 ワ ー プ ロ 難 民 」 ― 電 器 屋 の 巻 ― 前号で、愛用のワープロ「愛人1号・カズエ」がクモ膜下出血で死去。「愛人2号・シノ」は肺がん、半ボケ状態。「 […]

霜石コンフィデンシャル111

霜石コンフィデンシャル111   高 瀬 霜 石   「 ワ ー プ ロ 難 民 」 この連載の記念すべき100回目に、愛用のワープロが壊れて、とてもあせった話を書いた。 愛用のワープロが壊れて困っていたら、F […]

霜石コンフィデンシャル110

霜石コンフィデンシャル110   高 瀬 霜 石 「ア サ マ の 決 闘」 犬党か、猫党かと聞かれれば、断然犬党だが、正確に言うと「猫嫌い党」なのである。 今からもう18年ほど前の春。狸にそっくりな子犬(ジョンと名付け […]

霜石コンフィデンシャル109

霜石コンフィデンシャル109   高 瀬 霜 石 「古 今 東 西 裏 表」 東京と大阪で違うのは、なにもエスカレーターの立ち位置だけではない。有名なのはウナギだ。 江戸食物事典なんかによると、ウナギは当初、筒切りにした […]

霜石コンフィデンシャル108

霜石コンフィデンシャル108   高 瀬 霜 石 「古 今 東 西 右 左」 とある川柳誌に載っていた面白コラム。 【ニュースやぶにらみ・どっちがえらいの?】 大統領と首相―ロシア 府知事と市長―大阪 「あなたとメドベー […]

霜石コンフィデンシャル107

霜石コンフィデンシャル107   高 瀬 霜 石   「 日 本 海 消 滅 」 かつて大阪は遠かった。それが、川柳を齧ってからグンと近くなった。 川柳は西高東低と言われる。日本で1番大きい川柳社も、2番も3番 […]

霜石コンフィデンシャル106

霜石コンフィデンシャル106   高瀬 霜石 「白米狂詩曲⑥-ライスはママならず-」 鍋焼きうどんの季節になった。 ラジオでコンビを組んでいる倉田和恵アナウンサーにとっても受けた―といっても、あまりのセコさに彼女が呆れた […]

霜石コンフィデンシャル105

霜石コンフィデンシャル105   高 瀬 霜 石 「白米狂詩曲⑤(―三角はお好きー)」 ここ2年続けて十一月に静岡に行っている。 世界中のジャグラーたちが一同に会する「大道芸ワールドカップ・イン・静岡」なるイベントが開催 […]

霜石コンフィデンシャル104

霜石コンフィデンシャル104   高 瀬 霜 石 「白米狂詩曲④(―駅弁よコンニチハー)」 僕は駅弁ファン。旅に出ると必ず買う。 デパートの《駅弁祭り》も混んでいる。ただ最近のモノはやたら豪華に過ぎて如何なものかと思う。 […]

霜石コンフィデンシャル103

霜石コンフィデンシャル103   高 瀬 霜 石   「白米狂詩曲③(―味噌汁よ永遠にー)」 前号で、死ぬまで納豆が食えなくなったと告白した。 病名は《心房細動》。この名前を聞くと、大抵の人は、ご愁傷様といった […]

霜石コンフィデンシャル102

霜石コンフィデンシャル102   高 瀬 霜 石 「白米狂詩曲(ラプソディー)②」 津軽弁研究家の渋谷伯龍さんから聞いた、ひと昔前のとある高校での面接でのエピソード。 「君の趣味は何ですか?」と、面接官が尋ねた。 「…… […]

霜石コンフィデンシャル100

霜石コンフィデンシャル100   高 瀬 霜 石 「アナログ年代記―ワープロ編」 なんと!今回が100回目ですよ。ヤッホ~。 この駄文を連載し続ける世にも稀なる心の広さを持つ編集者と、我慢強い読者の皆様に、まずもってお礼 […]

霜石コンフィデンシャル99

霜石コンフィデンシャル99   高 瀬 霜 石 「アナログ年代記―暖炉編」 運命の三月十一日(金)。皆さんはどこにいましたか。 あの日僕は、業界の会議があり青森市内にいた。青森へはたいてい電車で行くのだ。本も読めるし、居 […]

霜石コンフィデンシャル98

霜石コンフィデンシャル98   高 瀬 霜 石 「アナログ年代記―湯タンポ編」 毎年、1月2日。高校の同級生が集まって、朝の8時半から、夕方5時過ぎまで麻雀をやる。 昔は炬燵で卓を囲んでいたが、今は寄る年波には勝てず、腰 […]

霜石コンフィデンシャル97

霜石コンフィデンシャル97   高瀬 霜石 「アナログ年代記」―地デジ編 地デジの宣伝は、もううるさいのなんの。 政権交替した時、大いに期待した。党員の中から「地デジはおかしい。弱者に優しくない。そもそも、ゴミ問題からし […]

霜石コンフィデンシャル96

霜石コンフィデンシャル96   高瀬 霜石 「吾輩は情っ張りである」 前回、僕の名前の「霜石」の由来を書いた。 日本一有名なあの文豪と同じ音だから、とてもメグサク(恥ずかしく)思っているとも書いた。 この名前、他人様に覚 […]

霜石コンフィデンシャル95

霜石コンフィデンシャル95   高瀬 霜石   「 川 柳 双 六 」 川柳を齧って、もう二十五年が過ぎた。僕の川柳人生で、今年は特に大きな節目を迎えることになった。   気がついたら、この連載も今年 […]

霜石コンフィデンシャル94

霜石コンフィデンシャル94   高瀬 霜石   「ALWAYS-ぼくの大晦日-」 「私にないものはない」が、母の口癖であった。 どういうことかというと、彼女は、9人きょうだいの真ん中―兄2人、姉2人、弟2人、妹 […]

霜石コンフィデンシャル94

霜石コンフィデンシャル94   高瀬 霜石   「2つの顔を持つ男」   前号で狸のエルトンの生まれ変わりで、その後、僕の守護神になった狸犬のことを書いた。 彼がウチに来た次の日。仕事から帰ったら、あ […]

霜石コンフィデンシャル93

「縁 の 下 の 守 護 神」   去年の七月某日、結構長生きして、僕ら夫婦を支えてくれた愛犬が死んだ。 指折り数えて、今から十七年前の春のこと。息子が、運よく志望校に合格し、お祝いムード満杯の時、友人が突然、 […]

霜石コンフィデンシャル92

霜石コンフィデンシャル92   高瀬 霜石   「風 天 の 寅 さ ん」 「川柳って何?」と、よく聞かれる。「川柳って、一言でいうと、寅さんの映画のようなものと思ってくださいな」と答えている。 映画「男はつら […]

霜石コンフィデンシャル91

霜石コンフィデンシャル91

霜石コンフィデンシャル91   高瀬 霜石   「トラボでコラボⅡ」 僕の川柳に、平本勝彦(以下、平勝)さんがイラストを描いてくれたはがきセット「COLLABO」が、弘前市内にあるBUNACOのショールーム(ブ […]

霜石コンフィデンシャル90

霜石コンフィデンシャル90

霜石コンフィデンシャル90   高瀬 霜石     「トラボでコラボ」 渋谷伯龍さんという方が、僕を無理矢理川柳界に引きずり込んだ拉致犯人、ではなくて、僕を川柳の道に導いてくれた大恩人であると、以前こ […]

霜石コンフィデンシャル89

霜石コンフィデンシャル89   高瀬 霜石   ―井上ひさし著「吉里吉里人」へのオマージュ 「ギリギリ政府(セーフ)」 アレが、初めて日本国民の前に姿を現したのは、そう、平成二十二年の初夏のことであった。 「臨 […]

霜石コンフィデンシャル88

霜石コンフィデンシャル88

霜石コンフィデンシャル88   高瀬 霜石   「わたしはタレでしょう」 読者の皆様、初めてお目にかかります。 わたくし、この春、めでたくこの世にデビューさせて貰った新製品「シャキ!シャキ!美味(め)ったれ」 […]

霜石コンフィデンシャル87

霜石コンフィデンシャル87   高瀬 霜石   「不思議なことがアリス」   三月三日に、FMアップルウェーブ(以下、AW) 開局十周年の記念パーティーが開かれた。 その席上、僕の「やじうま川柳」(月 […]

霜石コンフィデンシャル86

霜石コンフィデンシャル86   高瀬 霜石   「知事を待たせた男」   FMアップルウェーブ(以下、AW)が開局したのは十年前の、平成十二年三月四日。「1・2・3・4・元気に、GO!」の掛け声で始ま […]

霜石コンフィデンシャル85

霜石コンフィデンシャル85   高瀬 霜石   「張 り 子 の 虎」   二月に入ると、そろそろ去年の映画のベスト10が発表になり、主演賞、助演賞などもかまびすしくなる。 作品賞はともかくも、主演女 […]

霜石コンフィデンシャル84

霜石コンフィデンシャル84   高瀬 霜石 「百 人 一 集」 川柳は、短歌や俳句に比べてレベルが低い文学だと思われて、現在に至っている。 川柳とは一口に言っても、まずは「江戸時代の川柳(古川柳)」がある。庶民の心を代弁 […]

霜石コンフィデンシャル83

「 拝 啓 亀 麿 様 」 高瀬 霜石 この10月。「座敷ワラシ」で有名な、岩手県二戸市の金田一温泉郷にある緑風荘なる旅館が全焼したニュースは、全国に流れた。僕も大いにドッテンした。 高校の先輩でもあり、いろんな意味で兄 […]